美眉・メガネ男子に贈る正しいメガネの選び方
1 眉毛とメガネについて
いま、美意識の高いメンズにとって眉毛をイケメンに整える、というのは当たり前になっています。自分で整えるのはもちろんのこと、メンズ眉毛サロンが全国にオープンし、ヘアカットと同じ価格帯の高級サロンに美意識の高いメンズが押し寄せています。
しかし、悩ましいのがメガネ男子です。メガネ男子にとっては、どんなに完璧に眉毛を整えてもメガネ選びを間違えると全てが台無しになるからです。(その逆に、どんなに気に入らない眉毛の形だったとしても、メガネ選びを正しく行えばイケメンを目指すことは十分に可能です。コレについては「メガネ+NG眉メンズに贈る |メガネ選びの最適解」で詳しく紹介します)
イケメン製作所で一番多いメンズ眉毛デザインのオーダーは「目ヂカラが欲しい」というオーダーです。これはメガネ男子であろうと、そうでなかろうとほぼ同じ割合です。私達はメガネ男子からこのようなオーダーを受けるたびに相談を受けています。「メガネを掛けると目ヂカラがなくなってしまうのですが、どうしたら良いでしょうか?」そんなときに私達がどのようにお答えしているか、をコンテンツにしました。
2 メガネと目ヂカラの関係
結論からお話すると、一般的にメガネを掛けると目ヂカラを失うことになります。 これは3つの理由からなるものです。 目ヂカラとは 1.眉毛の太さ 2.眉毛の角度 3.目の大きさ 4.目の角度 の4要素で成り立っています。
さて、通常、人はメガネを掛けることによって、おおよそ以下の現象が生じます。
〈メガネを掛けることのデメリット〉
1.眉毛が隠れてしまう
メガネのフレームが眉毛のシルエットを隠してしまうことが多く、目ヂカラを表現していた眉毛の効果を下げてしまう可能性があります。フレームの太さ、色の主張が強くなるほど、その傾向は強まります。
2.目が小さく見えてしまう
近視を矯正する眼鏡の場合、レンズの屈折率によってレンズ越しに見たあなたの目が、相手からは小さく見えてしまうことになります。これはプリズムによるもので、レンズの厚みがある部分から、レンズの薄い部分へとレンズ越しの映像が引っ張られてしまう、という現象です。近視矯正レンズの場合、真ん中が薄く外側が暑いため、レンズ越しに映るあなたの目は、相手から中心に引っ張られ小さく見えてしまうのです。これは矯正の度数が強くなるほど、その傾向は強まります。
3.表情筋が緩んでしまう
近視や乱視などの矯正により、目の負担が軽減されますので、結果、目周りの筋肉が緩むことになります(ご本人にとっては良いことです)。伴い、今までは目の周りの筋肉によって強制的に網膜のレンズを調整していた筋肉が緩み、穏やかな表情となります。俗に言うしかめ面、ですが、実はこれが「眉毛の角度、目の角度」を鋭くし、目ヂカラを作り上げる重要な要素になっている事が多くあります。
これら3つの現象により、一般的には「メガネを掛けると目ヂカラを失う」ということになります。よく、メガネ男子がふとした時にメガネを外し、その目ヂカラや目周りのセクシーさに胸キュンする女子がいる、という話を耳にしますが、要するにこれのことです。
では、これらを防ぐために、どのような対策を取ればよいのでしょうか。イケメン製作所が提唱する対策法は3つありますのでご紹介します。
対策1 「フレーム」で対処する
フレームで目の大きさを小さくさせないアプローチは分類すると2つあります。
1.フレームのないメガネを選択する リムレスと言われるフレームのないタイプのメガネを選択することで、フレームによる眉毛への干渉を弱めることができます。もう一つ踏み込んで、1レンズの大きさはやや小さめのもの、2スクエアタイプのもの、3角度が付いたものを選ぶことで眉毛への干渉を弱めるだけでなく、一層の目ヂカラを手に入れることも可能です。
2.フレームを逆に利用する(錯覚効果)
イケメン製作所で強く推奨しているのはこの方法です。イケメン製作所のメイクレッスンでは「メイクとは錯視効果をいかに有効利用するか」について説いてあります。メガネを選ぶ場合に用いる錯視効果は「デルブーフ錯視」になります。
“デルブーフ錯視は、相対的な大きさの知覚に関する錯視である。最も有名なものは、同じ大きさの2つの円が互いに近くに置かれており、1つは円環に囲まれている。円環が近くにある場合は、囲まれている円は囲まれていない円よりも大きく見え、円環が離れている場合には囲まれていない円よりも小さく見える。2つの黒丸は全く同じ大きさだが、左のものは大きくなったり小さくなったりして見える” wikipedia
これと同じ原理で、フレームの小さい眼鏡を選ぶことで、レンズによる目の収縮効果は防ぐことができます。ただしこの場合、上記1の「フレームのないメガネを」とは逆の対応になるため、フレームのある眼鏡を使用して下さい。
対策2 レンズの「屈折率」を攻略する
レンズによる目を小さく見せないアプローチは分類すると2つあります。
1.目とレンズの距離を近づける 虫眼鏡を想像していただくと理解が早いと思います。虫眼鏡は対象物から話すと映像が大きくなり、近づけると小さくなります。同じ用に近視用のメガネも目に近づければ大きくなり、遠ざければ小さくなります。そこで、目とレンズの距離をできるだけ近くすることが「目を小さくさせない」ポイントになります。
2.レンズを変える(非球面レンズ等) レンズのプリズムによって目が小さく見えるのが問題ですので、その屈折率自体を調整して「矯正する度数は変わらないが、屈折率(拡大・収縮率)が異なるレンズでも多少の改善を図ることができます。また、非球面レンズというタイプのレンズを使用することで、収縮率を小さくすることも可能です。メーカー各社からそのようなレンズは発売されていますので、参考になさってみて下さい。
対策3
「表情筋」を鍛える
イケメン製作所ではこの表情筋をイケメン表情筋と読んでいます。いわゆるキメ顔を作るときに使用される筋肉のことを指します。メガネを掛けることで筋肉への負担が減り、結果的に目ヂカラを失うことは防ぎ用がありません。ただし、そういう効果を失っているんだ、ということを意識することで、意図的に目元に力を込め、イケメン表情筋を引き出すことも可能です。
イケメン表情筋のトレーニング方法 ~目元編~ 1.目を強くつぶる(3秒) 2.大きく見開く(3秒) 3.左目を強くつぶり、右目だけを大きく見開く(3秒) 4.逆 5.左右の目を交互にウィンク(10回) 6.上記を3セット
上記を毎日3~4回、必ず鏡の前で続けてみて下さい。目元の表情が変わります。以上の3つの対処法によって、目ヂカラを失わないメガネ選びをして下さい。
いかがでしたでしょうか?
メガネを「なんとなく自分に似合いそうなもの」を感覚的に選んでいると、中々しっくりくるものに出会えません。メンズ眉毛への意識の高まりに合わせ、眉毛デザインと相乗効果のある正しいメガネデザイン選びをする事で、一段上の「美眉イケメンなメガネ男子」になれる確率が高まりますので、是非ご参考になさってください。
以上、「美眉メガネ男子に贈る|正しいメガネの選び方」でした。