メンズ眉毛デザインの8要素を理解する

(初版:2017/11/15, 2018/8/13)
メンズ眉毛デザインの8要素と眉の濃さの基準

1 眉毛で「こう見られたい」を表現する

5つの眉スタイルと与える印象の違い

眉毛を整えるだけで「清潔感」が出る
「眉毛の形なんて、持って生まれたモノだから仕方ない」だなんて諦めていませんか?

女性の眉毛と同様とまでは言えませんが、メンズ眉毛にだってデザインの自由度は十分にあります。ですから「黄金比」や「自眉合わせ」にばかりこだわらず、「こういう印象の顔になりたい!」というところから眉毛のデザイン選びをして行きましょう。メンズ眉毛のデザインや印象は

1.眉毛のライン(直線的か/曲線的か)
2.眉毛の太さ(太いか/細いか)
3.眉毛の角度(鋭角か/鈍角か)
4.眉毛の長さ(長いか/短いか)
5.眉毛の濃さ(濃いか/薄いか)
6.眉毛と目の距離(近いか/離れているか)
7.眉間の距離(近いか/離れているか)
8.眉毛の輪郭(鮮明か/ぼんやりか)

の8要素で決まります。

この先、これらのポイントについてできるだけ丁寧に記載していきます。もし読んでも分からないことがあるようでしたら、イケメン製作所ではメンズ眉毛レッスンなどもやっていますのでお気軽にご連絡ください。

2 メンズ眉毛デザインを決める8要素

要素1 メンズ眉毛は
ライン」で印象が変わる

メンズ眉毛のデザイン要素1|ライン

男性に限らず眉毛を整える際、一番最初に考えるのはラインではないでしょうか。直線的なストレート眉毛を作るのか、または曲線的なアーチ眉毛(弧を書くような形)を作るのか、で印象大きく変わってきます。

・直線的な眉毛ライン=男性的な印象
・曲線的な眉毛ライン=中性的な印象

眉毛以外の顔のパーツを見たときに、自分のなりたい印象、もしくは足りない印象が「男性的な印象」であれば直線的な眉毛ラインを選ぶと良いでしょう。反対に、「中性的な印象」を強めたい、ということであれば曲線的な眉毛ラインを選ぶと効果的です。「なりたい印象はあるけど、でも自分の自眉の形じゃ出来ないよ…」と思われたら、メンズメイク専門のイケメン製作所でお待ちしています。

要素2 メンズ眉毛は
太さ」で印象が変わる

メンズ眉毛のデザイン要素2|太さ

眉毛のラインが決まったら、次に太さを考えていきます。

・太い眉毛=男性的な印象
・細い眉毛=中性的な印象

眉毛が太いか細いか、というテーマは一見とてもシンプルに思えますが、実は単純に太くするか/細くするか、というだけの問題ではないので注意が必要です。それは「6.眉毛と目の距離(近いか/離れているか)」とのバランスがあるためです。眉毛と目の距離(まぶたの高さ)を調整する際に「眉毛の上・下どちらのラインを活かすのか」を考えなくてはなりません。詳しくはこの後の「6.メンズ眉毛は「眉毛と目の距離」で印象が変わる」にてご説明します。

要素3 メンズ眉毛は
角度」で印象が変わる

メンズ眉毛のデザイン要素3|角度

眉毛の「ライン」「太さ」が決まったら、次に「角度」を考えてみましょう。
(※デザインを決める順番は必ずしもこの順番でなくても問題ありません)

・水平な眉毛=優しい、柔和な印象
・鋭角な眉毛=意思が強い印象

メンズ眉毛のデザインは「どれか要素の1つが決まれば、残りは連鎖的に決まる」ものではありません。8項目全てのバランスを取って決めていくことがとても大切です。そのため、もし失敗しても良いように最初は「抜かず」、「剃る」ようにしてください。抜かずにメンテナンスする方法と道具についてはこちらでご紹介します。

毎日、鏡を見ながら自分で眉毛を整えている方が陥りやすいのが「角度」の調整ミスです。その原因の殆どが「毎日見ているため変化に気が付きにくい」、あるいは鏡を覗き込むときに「無意識に表情を作ってしまう」ため、自然な状態での自分の眉毛の角度を正しく認識できなくなるためです。眉毛を整える極意は「過剰に気にしすぎない、いじりすぎない」ことだと言えます。多くても1週間~10日に一度程度が目安となります。また、一番安全な方法はデザイン設計や技術面で信頼できるメンズ眉毛サロンで1ヶ月に1度程度のメンテナンスをされるのが理想的です。メンズ眉毛サロンの選び方が分からない方のために、選ぶ際のポイントをまとめたコンテンツを用意していますので、お時間のあるときにお読みください。

要素4 メンズ眉毛は
長さ」で印象が変わる

メンズ眉毛のデザイン要素4|長さ

眉毛の「ライン」「太さ」「角度」が決まったら、次に「長さ」を考えてみましょう。長さによってどのような印象変化があるのでしょうか?

・短い眉毛=幼い・あどけない印象
・長い眉毛=エレガントな印象

という印象を与えていることがわかります。眉毛の長さとは「眉頭(眉毛の始まり点、眉間)」から「眉尻(眉毛の終点)」までの長さを指します。一般的には「目頭の上に眉頭を取り、鼻翼と目尻を結んだ直線の延長上を眉尻とする」のが良いと言われていますが、私たちの研究データでは異なると考えています。
私たちはイケメン俳優ランキングを参考に世代別のイケメン顔を収集して「平均顔」を作成、その平均顔をパス化して顔の構成比を算出しました。その結果、「2017-2018年の20代イケメンと呼ばれる顔は、眉毛は眉間がやや広く、眉尻は長め」「2017-2018年の30代・40代イケメンと呼ばれる顔は、眉間がやや狭く、眉尻は短め」という特徴があることを理解しました。※詳しくは「メンズメイクを論理的に理解するための平均顔」のコンテンツをご用意したのでお時間のあるときに読んでみてください。
2017-2018年版 メンズ眉毛の流行デザイン

要素5 メンズ眉毛は
濃さ」で印象が変わる

メンズ眉毛のデザイン要素5|濃さ

眉毛の「ライン」「太さ」「角度」「長さ」が決まったら、次に「濃さ」を考えてみましょう。眉毛の濃さによってどのような印象変化があるのでしょうか?

・濃い眉毛=くどい印象
・薄い眉毛=怖い印象

ここで言う「濃さ」とは「毛深さ」のことばかりをテーマにしているわけではありません。メンズ眉毛の「濃さ」とは

・眉毛1本1本の太さ(太い、細い)
・眉毛の密度(濃い、薄い)
・眉毛の色(黒or茶系)

1本1本の毛が太く、密度も濃く、毛の色も黒い、という方は「非常に濃い」に分類されますので「くどい印象」が強まります。薄めていくにはこの3つのパラメーターを調整していく必要があります。毛の1本1本の太さを変えるのは難しいですから「間引く」「染める(脱色する、染色する)」ことで「薄い眉毛」を作っていくことができます。濃くしたい場合にはその逆の「隙間をパウダーなどで埋める」「黒く染める」ことで調整することができます。

要素6 メンズ眉毛は
眉毛と目の距離」で印象が変わる

メンズ眉毛のデザイン要素6|眉毛と目の距離

眉毛と目の距離、とは「眉毛の下のライン(境界線)」と、「目を開けたときの瞳」までの距離を指しています。まぶたの高さ、とも表現できるでしょう。この距離が近い場合/遠い場合とでどのような印象差があるのでしょうか?

・距離が近い=目ヂカラ強い印象
・距離が遠い=中性的な印象

一般的に「イケメン」と言われる男性は比較的「距離が近い」傾向性があります。メンズ眉毛の場合、より近くなると「彫りが深い」顔立ちとなり、外国人風の顔立ちに印象が近づいていきます。(※女性の場合は眉毛と目の距離が近づいても外国人風とはなりませんのでご注意ください。)メンズ眉毛のデザインを考えるとき、この「眉毛と目の距離」はとても重要です。それは現状の眉毛の「上下、どちらのラインを活かすか」を決めるポイントになっているためです。

・上のラインを活かす=眉毛と目の距離は離れる
・下のラインを活かす=眉毛と目の距離は近づく

また、稀に「どちらのラインも理想のデザインとは程遠い」という場合があります。それは「眉丘筋(眉毛を引き上げたときにシワが寄る部分の筋肉:びきゅうきん)」の存在にあります。

「眉丘筋とメンズ眉毛デザインの関係」
眉丘筋が発達している人は、眉毛を動かす癖が強い人や表情豊かな人に見られます。あるいは、普段から目を見開く癖がある人や、しかめ顔をする方も発達しやすい傾向にあります。また、眉丘筋が発達している人は、一般的な人に比べて高い位置に筋肉の盛り上がりが出るため、眉毛が釣り上がった印象になっている場合が多いのが特徴です。

この眉丘筋は多少無視することはできますが、全く違う位置に眉毛を「書く」作業をするのは難しいです。もしどうしても変化させたい、という場合にはメンズメイクの「ハイライト」「シェイディング」を使って調整するか、あるいは美容外科でボトックス注射を適量注入することで眉丘筋自体を弱める必要があります。メンズメイクについて興味がある方は、イケメン製作所のメンズメイク体験にお越しください。

要素7 メンズ眉毛は
眉間の距離」で印象が変わる

メンズ眉毛のデザイン要素7|眉間の距離

ここまで来ると大詰めです。眉間の距離(左右の眉頭の距離)について考えていきましょう。眉間の距離によってどのような印象変化があるでしょうか?

・眉間の距離が広い=優しい印象
・眉間の距離が近い=気難しい印象

眉間の距離を変えるのは少し勇気がいるかもしれませんが、印象を変えるには非常に効果的なパラメーターでもあります。特に「眉毛が繋がっている」ような方は、印象として野暮ったい・或いは気難しく見られがちです。目頭の位置を基準にして、垂直に上げた線より3mm程度を基準点と考えて下さい。それより眉間が狭い場合は確実に損をしていると言えます。 一方で眉間が離れてしまっている、という方は非常に難しいメイク技術を求められます。なぜなら人は顔の中心部分に視線を注ぎやすく、且つ顔の中心部分は強い光を受けることが多いため、描いた眉毛の線やシルエットが飛びやすくなります。どうしても印象を変えたい、という場合は「眉毛の長さ自体をコントロールするのではなく、目周り全体の陰影から眉毛の長さを演出する」というメイクをするほうがおすすめです。興味がある方はぜひ、イケメン製作所のメンズメイク体験を受けてみて下さい。
・メンズメイク レッスン体験

要素8 メンズ眉毛は
輪郭」で印象が変わる

メンズ眉毛のデザイン要素8|輪郭

輪郭について考えるのは最終段階です。輪郭とは眉毛とそれ以外の部分の境界線です。デザインが決まり、アイブロウペンシル(眉毛を書くメイク用の色鉛筆)を使って下書きをした後、ということもしばしばです。ですが、これを無視してしまうとせっかくのデザインが台無しになることもあるので注意してください。

・眉毛の輪郭がぼんやり=清潔感が欠けた印象
・眉毛の輪郭が鮮明=中性的な印象

メンズメイクにおいて「自然さ」は大変重要なキーワードです。そのため、眉毛の輪郭を鮮明に整えすぎるのは「不自然さ」に通じますので注意が必要です。時々、黒い紙を切り取って貼ったようなくっきり眉毛の方を見かけます。メンズ眉毛サロンでワックス脱毛をされた方に多いようです。元々、ワックス脱毛は女性の眉毛のメンテナンス用に発達したものですので、女性の「くっきりとした洗練された眉毛」を表現するのには最適です。ですが、メンズ眉毛のメンテナンスでは「くっきりした洗練された眉毛=違和感」に繋がる可能性がありますので、メンズメイクをされる方は特に注意が必要です。対策としては

・眉毛の下のラインを整えすぎない
・シェイディングで境界線をぼかす
・眉毛の色を少し明るくする

が良いでしょう。もちろん、「中性的な印象を手に入れたい!」という方は、くっきりハッキリ眉毛でも問題ありません。特に最近はジェンダーレス化が進み、メイクすることに全く抵抗のない男性も増えていますし、世論も寛容です。中性的な美しさ、かっこよさを追求するなら「十分あり」です。もし、メンズメイクについて学びたい、という方がいたら私たちのメンズメイク体験にお越しください。

3 メンズ眉毛を自然に仕上げるコツ

メンズ眉毛は眉頭と眉尻が薄い
メンズ眉毛を整えるときに覚えておきたい知識の一つが「メンズ眉毛の陰影」です。これを理解せずに眉毛を剃る、抜くなどをしてしまうとせっかくのデザインが台無しになってしまいます。メンズ眉毛メイクでもこの「陰影」を大切にしています。とても基本的なことですが常に意識されるとより良いメンズ眉毛デザイン脱毛が作れるようになると思います。

メンズ眉毛の濃さの基本、眉頭、眉の中心部、眉尻の特徴

4 一般的な眉毛の形をつくる

point1 眉頭の目標位置

眉頭の目標位置を決めるポイント

メンズ眉毛の眉頭ですが、一般的には目頭、または鼻翼の付け根の延長上が理想と言われています。ですが、それは単に「一般的に」そうであるということで、大切なのは「要素7:メンズ眉毛は“眉間の距離”で印象が変わる」の通り、あなた自身がなりたい印象を意識することが大切です。

眉頭を顔のやや外側にとると優しい印象(過ぎると野暮な印象に)となり、逆に内側に取ると洗練された印象(過ぎるとくどい印象に)になります。どちらも「過ぎる」と野暮な印象、または神経質な印象になるので、あくまでも「目頭の延長上から+ー3~4mm程度の位置調整」を意識してください。なお、イケメン製作所が独自にリサーチした日本人男性25~35歳の平均顔から導いた「基本とすべきメンズ眉毛の眉頭の位置」「目頭から3mm内側に入ったところ」となりますので、それを基本とすると良いでしょう。

point2 眉尻の目標位置

眉尻の目標位置を決めるポイント

メンズ眉毛のデザインでは眉尻(眉毛の終点)の位置は、一般的には「鼻翼と目尻を結んだ延長上」と言われています。ですが、こちらについても鼻の位置や大きさ、形状は人それぞれですので、あくまでも参考とすれば良いと思います。

詳しくは「要素4:メンズ眉毛は“眉毛の長さ”で印象が変わる」の通り、眉毛の長さを長めに取ると洗練されたイメージ(長すぎると神経質な印象に)になり、短めに取ると優しいイメージ(短すぎると幼い印象に)になります。繰り返しになりますが、自分の眉毛がどう生えているかではなく、あなたがなりたいイメージ、あなたが足りないと思っているイメージをメンズ眉毛デザインで補うことが大切です。ご参考までに、イケメン製作所が考える「基本とすべきメンズ眉毛デザインの眉尻の位置」は、眉頭から目幅の130%外側(一般的に男性の目幅は29~32mmですので、眉毛の長さは40mm前後)」(当製作所の平均顔から算出)になっています。よろしければ参考にしてみてください。

point3 眉毛(瞼)の間隔目安

眉毛と目(瞼)の間隔目安

メンズ眉毛のデザインでは眉毛と目(まぶた)の間隔は、一般的には「目幅の1/2~2/3」と言われています。ですが、こちらについてもあくまでも参考とすれば良いと思います。

詳しくは「要素6:メンズ眉毛は“眉毛と目の距離”で印象が変わる」の通り、眉毛と目の間の距離を広く取ると優しいイメージ(長すぎると間が抜けた印象に)になり、狭めに取ると目ヂカラの強いイメージ(近すぎると怖い印象に)になります。

余談ですが、メンズメイクレッスンで「西洋系の外国人風な印象を作りたい」というリクエストが有った場合、最初に調整するのがこの目と眉毛の間の距離です。不自然にならない限りで狭めに整え、ラインは直線的に、太さは太めに、角度は水平に、輪郭はやや薄めに、毛の濃さは薄目にメイクすると外国人風の目元に近づきます。もっと詳しく知りたい方はメンズメイク体験へお越しください。

なおご参考までに、イケメン製作所が考える「基本とすべきメンズ眉毛デザインの眉毛と目の間の距離」は、目幅の1/2になっています(当製作所の平均顔から算出)ので、よろしければ参考にしてみてください。

point3 自眉と理想形をどう合わせていくか

仕上がりを自眉に合わせるか、理想形に近づけるかの選び方

メンズ眉毛は自眉をどこまで活かすか、が鍵
メンズ眉毛を整える際に重要になってくるのは「自分の生まれつきの眉毛をどこまで活かすか」を決めることです。「理想のメンズ眉毛デザイン」を求めれば自眉では足りない部分が出やすいですし、「自眉の範囲内でのメンズ眉毛デザイン」となれば理想に届かないことも多いかと思います。

メンズ眉毛メイクは怖くない
私たちがメンズメイク専門のサロンだということもありますが、私たちは「不自然にならない範囲で理想を求めてほしい」と考えています。メンズ眉毛メイク、と聞くとアレルギー反応を起こす男性も多いと思いますが、実際にはとても自然で一日中崩れず理想に限りなく近い眉毛を手に入れるメイク方法はあります。女性の眉毛メイクをそのまま使ってしまうと不自然になりますので、正しいメンズ眉毛メイクについて学ぶ必要はあります。YouTubeなどにも素晴らしい動画がありますが、迷われたらイケメン製作所のメンズ眉毛デザイン脱毛のオプションメニュー「メンズ眉毛メイクレッスン」(\2,800)を受講してみてください。

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